入母屋造
【よみ】いりもやづくり入母屋造とは、寄棟造の上に切妻造を載せた形で,切妻造の四方に庇がついている屋根をいいます。東アジアの伝統的な屋根形式であり、例として法隆寺の金堂が挙げられます。切妻屋根と寄棟屋根の組み合わせである入母屋造りは最も格式高い屋根形式とされています。
屋根瓦の施工方法は、大きく二種類に分類され、従来より用いられている土葺き工法と、最近になってよく用いられている引掛桟葺き工法があります。土葺き工法には、割れやすいとされるスギが使用されており、強度や安全性が低いことから太陽光発電システムを設置することはできないとされています。
入母屋造は屋根形式は比較的古く、土葺き工法が多く用いられています。土葺き屋根への設置を保証対象外としているメーカーもあるため、予め確認しておきましょう。
引掛桟葺きの入母屋造であれば設置は可能ですが、設置面積が狭い、季節によっては影が発生するといったデメリットがあります。設置の場合、設置枚数が少なくてもより多くの発電量が得られるよう、出力数の大きく、影に強い太陽光パネルを選ぶと良いでしょう。